瞬間冷凍システム(-40℃)
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このシステムによれば、味や品質を損なうことなくマンゴや野菜を瞬時に冷凍することができるので、ミャンマーに非常に適した技術と言えます。フルーツや野菜を輸出するミャンマーの会社がこのシステムを導入しています。
人は、サウナの中のように、100℃以下の蒸気の中なら耐えられますが、熱湯の中では耐えられません。同様に、-40℃の気体の中では耐えられても、-40℃の液体の中では耐えられません。
窒素ガス等の冷気による急速冷凍についてはよく知られていますが、電力に問題のあるミャンマーのような国では窒素冷却システムを利用することはできません。この新システムでは、-40℃の液体で瞬時にマンゴ等を冷凍します。
そのプロセスで細胞が破壊されず、細胞内の水分も維持されますので、解凍しても味や色味の新鮮さが失われません。これにより国際基準に適合する冷凍マンゴを生産することができます。また、費用も非常にリーゾナブルで、ミャンマーの事情に適しています。
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